コンテンツの成長に期待

- 王 建宙氏
中国の通信市場は現在、固定電話で3億3500万件、携帯電話で6億5600万件の契約数がある。中国移動(チャイナモバイル)は携帯電話の契約数が4億8300万件あり、74%のシェアを獲得している。
2009年は1〜4月で新規契約数が約2500万件増えた。月平均で600万件以上になる。電話番号で短いメールを送受信するショートメッセージサービス(SMS)のやり取りは1日当たり16億通もある。
中国では2009年1月から第3世代携帯電話(3G)の免許が交付され、中国移動がTD-SCDMA、中国聯通集団(チャイナユニコム)がW-CDMA、中国電信集団(チャイナテレコム)がCDMA2000とそれぞれ異なる通信方式を採用している。中国移動では3Gの提供エリアを年内に238都市、カバー率を70%まで拡大する計画だ。2011年までに16万の基地局を設置してカバー率100%を達成する。
今後成長を期待できる分野はコンテンツやサービス。携帯電話による音楽ダウンロード売り上げは2008年に150億人民元(約2100億円)に達した。これは音楽業界(CD販売など)の2億人民元や映画業界の42億人民元の規模を上回る。約5億人の加入者の10%が新サービスに登録すれば新しい業界が生まれると言っても過言ではない。
コンテンツやサービスの分野を通信事業者がすべて支配することはできないが、(通信設備だけを提供する)土管の存在にもなりたくない。音楽や電子新聞など様々なソフトやサービスを提供する独自のコンテンツ提供基盤「オープン・モバイル・システム(OMS)」の開発を進めており、対応端末を含め、まもなく発表する予定だ。